本日6/28にありました
シュタイナーのアートワーク講座
(講師:コール美緒さん)

ぬらし絵を2枚
フォルメンを2枚

描きました。

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たっぷりと絵の具を乗せて
水気が多かったためか
乾く途中で絵の具が流れて、
想定よりも
かなりにじんでしまいました。

もう少し、きれいな
グラデーションにしたかったのですが、
フラクタルなにじみ方も味わいがあります。

赤(カーマインレッド)、
青(ウルトラマリンブルー)、
黄色(レモンイエロー)の
三原色だけで描いたのに
輝くようなオレンジ色や
暁の空のような紫色が表れました。

そして、同じように描いても
人によって全然
仕上がりが違っていて
その人それぞれの個性や
気質が表れているのが
ぬらし絵(にじみ絵)の面白いところです。

もう一枚描いたのはこちら↓

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最初の絵よりも慎重に
絵の具を乗せていったので
なかなかの仕上がり?

最初の絵とは黄色は同じだけど
赤と青の代わりに
バーミリオンレッド(朱色)
プルシアンブルー(紺青色)
を使いました。

三色しか使ってないのに
多様な色が表れています。

次にフォルメン。

線描画のことなのですが
単純な形を描くその動きが
心や体に影響する
というシュタイナー教育独特の
ワークです。
ミツロウクレヨンを使います。

シュトックマー社 蜜蝋クレヨンスティック16色カン




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まず円を紙いっぱいに描きました。
最初は歪んでいた円を修正しながら
グルグルと線を重ねていくと
だんだん整ったまん丸になっていって
リズミカルな手の動きで
楽しい気持ちになっていきました。

最後に真ん中を意識しながら縦と横に線を引きました。
線を描いた後に紙をきっちり四つ折りにしてみると
若干ずれてる…(^^;)
でもみんな、ほぼ中心に線が描けていました。
精神的に調子のよいとき悪いときで
中心線や円をうまく描けないことがあるそうです。

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次のワークでは
横線を紙の一番上に描き、
その下に波線を描き、
波をだんだんと激しい動きにしていきます。

波は最後にレムニスカート(無限大)∞のような模様の連続になりました。
これも描いているときの
リズム感が心地よいのです。

こういうふうに、線を徐々に
歪ませたり変形させたりする線描を、
私、子どもの頃よく
小学校から高校くらいにかけて
ノートなどに落書きしていました。

そういう行為にはどんな意味があったんでしょうね?
と先生に伺ってみると

子どもはエネルギーが高く動きたがるもので、
それを線描で発散していたのでは
ということを仰っていました。

当時の私は外面的にはかなり大人しく
根暗だったので、内面的なエネルギーの
発散をしていたのかもしれないですね(^_^;)

長々と感想を書きましたが
ぬらし絵にしても
フォルメンにしても
ひとりひとり、
多様な絵が出来上がるし
多様な感想があることが
当たり前で、
私の感想はただの一例です。

また講座をやりますので
ぜひご自分で体験してみてください。


↓ シュタイナー教育で使われる絵の具

シュトックマー社 透明水彩絵の具 三原色 20ml 6本セット



光を映したような発色の美しさ。
学校の図工で使うような普通の水彩絵の具とは全く別物です。



↓この筆は幼児向けの小さいもの

おもちゃ箱 水彩用画筆 小




シュトックマー社 水彩にじみ絵ガイドブック